RAGE 2022 Autumnにてグランドファイナルに進出したデッキをまとめています。プレーオフに進出したクラスやデッキタイプ別の使用数などのデータに加え、使用者が多かったデッキについての考察もしています。
RAGE2022 Autumnを考察!
7月16,17日に行われたRAGE2022 Autumnオンライン予選大会にて、見事グランドファイナルへ進出を決めた選手のデッキを掲載!また、プレーオフに進出したクラスやデッキタイプ別の使用数などのデータに加え、環境考察もしているので参考にしてほしい。
ファイナリストの使用デッキ
ミル選手
フラグラネクロ&共鳴ネメシス
指紋選手
秘術ウィッチ&回復ビショップ
WTG|lol選手
秘術ウィッチ&ハンドレスヴァンプ
yoshiky選手
スペルウィッチ&フラグラネクロ
山芋選手
フラグラネクロ&モノヴァンプ
テリヤキ選手
秘術ウィッチ&フラグラネクロ
Thx|まほう選手
秘術ウィッチ&フラグラネクロ
Say選手
秘術ウィッチ&フラグラネクロ
RAGEプレーオフ進出者のデータ
クラス使用数(46名中)
ウィッチ | 29名 |
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ネクロマンサー | 25名 |
ネメシス | 17名 |
エルフ | 7名 |
ヴァンパイア | 6名 |
ロイヤル | 4名 |
ビショップ | 4名 |
デッキタイプ別使用数
フラグラネクロ | 23名 |
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秘術ウィッチ | 19名 |
共鳴ネメシス(アルバハ型) | 14名 |
スペルウィッチ | 10名 |
進化エルフ | 6名 |
進化ロイヤル | 4名 |
モノヴァンプ | 4名 |
進化守護ビショップ | 3名 |
ハンドレスヴァンプ | 2名 |
共鳴ネメシス(人形型) | 2名 |
豪風エルフ | 1名 |
葬送ネクロ | 1名 |
ラスワ進化ネクロ | 1名 |
回復ビショップ | 1名 |
共鳴ネメシス(機械型) | 1名 |
フラグラネクロが最多
フラグラネクロは46名中23名と半数のプレイヤーが使用していた。後に詳しく説明するが、今大会では非常に立ち位置の良いデッキであった。
共鳴ネメシスはアルバハ型が大半
共鳴ネメシスを使ってプレーオフに進出した選手の大半はアルバハ型を使用していた。早期にアルバハの直接召喚を狙うプラン、カシムやユアンのバーンダメージで削り切るプラン、時空の掌握者で戦うプランなど、対面によって戦い方を変えられることが魅力だ。
様々なデッキが存在
今大会ではドラゴン以外の全てのクラスのデッキがプレーオフに進出しており、様々なデッキが活躍できる環境であったことが伺える。モノヴァンプや回復ビショップといった、注目を浴びていなかったデッキを使ってファイナリストになった選手がいることにも注目だ。
攻略班 | ドラゴンはアディショナルカードに期待したいですね。 |
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環境考察
メタが循環する環境(ナーフ後~RAGE前日)
今環境では7月6日に双極の生命・フラム=グラスが下方修正されたこともあり、メタゲームが循環する中でRAGEが開催された。ここでは、ナーフ後からRAGE前日までの環境の変遷を紹介する。
秘術ウィッチに注目が集まる
ナーフによる影響を受けず、能力調整以前から使用率が高かった秘術ウィッチに注目が集まった。非常に攻撃的なデッキで、能力調整後も依然として使用率の高いフラグラネクロにも有利に戦えることから、環境の中心に位置するデッキとなった。
メタに回るプレイヤーも
秘術ウィッチは1ターンに出せる打点が限られていることから、体力最大値を上げるなど対策は比較的容易なデッキだ。そのため、受け性能の高い進化エルフなどを使用して、秘術ウィッチに対してメタゲームを行おうとするプレイヤーも一定数見受けられた。
共鳴ネメシスが急増
RAGEの直前になって、秘術ウィッチに対抗できるデッキとして永久の盾・シオンによるバーンダメージ耐性のある共鳴ネメシスが突如として脚光を浴び始めた。RAGE前日の7月15日に開催されたJCGでは上位4名全員が共鳴ネメシスを使用するという結果になった。
攻略班 | 時空の掌握者のおかげでライブラリーアウトにも対抗策があることから、メタデッキの中でも特に立ち位置の良いデッキだといえます。 |
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RAGEでの環境
環境が流動している中で開催されたRAGEでは、直前に行われたJCGの結果を受けて秘術ウィッチの使用率の減少、アルバハ型の共鳴ネメシスの使用率の増加が見られた。この2つのデッキとフラグラネクロを合わせた3デッキが特に使用者が多かったが、他にも様々なデッキが見られる多様性に富んだ環境となった。
フラグラネクロの立ち位置が向上
RAGEでは、秘術ウィッチの使用率の減少と共鳴ネメシスの使用率の増加により、秘術ウィッチに対しては不利だが共鳴ネメシスには有利に戦えるフラグラネクロの立ち位置が非常に良い環境となった。実際に、フラグラネクロはプレーオフ進出数、グランドファイナル進出数がともに最も多いデッキとなった。
攻略班 | 上位3デッキの秘術ウィッチ、フラグラネクロ、共鳴ネメシスは三すくみの関係にあります。 |
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共鳴ネメシスはプレーオフではやや厳し目の立ち位置に
フラグラネクロの使用者数が最も多くなったプレーオフでは、共鳴ネメシスはやや厳しい立ち位置に立たされることになった。実際、共鳴ネメシスを持ち込んでプレーオフに進んだ選手が17名いるのに対し、グランドファイナルまで進出できた選手はたった1人のみだった。
進化エルフにとっては逆風
役割対象である秘術ウィッチの減少、時空の掌握者によってライブラリーアウトに対して耐性のある共鳴ネメシスの増加によって、進化エルフにとっては逆風となる環境だった。さらに、勝ち進むにつれて苦手なフラグラネクロと対戦する確率も上がっていくという環境だったので、勝ち切ることが難しかったようだ。
スペルウィッチを選択した選手も
チャームマジックのおかげで秘術ウィッチやフラグラネクロに対して有利に戦えるスペルウィッチを選択した選手も多かったようだ。しかし、共鳴ネメシスのシオンや神器鳴動によるダメージカットが苦しく、プレーオフ進出者に対してファイナリストが少ないことからも、最後まで勝ち残るのが難しかったことが伺える。
環境を読み切ったモノヴァンプの選択
モノヴァンプは使用者が少ないデッキだったと思われるが、プレーオフ進出者4名が使用し、そのうちの1名はグランドファイナル進出と結果を残している。アビスドゥームロードによる耐久力とOTKが可能な攻撃力を兼ね備えており、上位デッキにも有利に戦えることから、環境を見事に読み切ったデッキ選択だといえる。
突如として現れた進化ロイヤル
RAGEが開催されるまではほとんど注目されていなかった進化ロイヤルを使用した選手4名がプレーオフの進出を果たした。伊達の大見得によるダメージカットが環境に刺さっていることや、盤面で戦うデッキへの対策が甘くなっていたこともあり、立ち位置の良いデッキであったことが伺える。
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