スタンダード(STD)期
※現在は名称変更され、クラシック(CLC)となっています。
環境上位のデッキ
冥府エルフ
※当時は収穫祭が2コスト、根源への回帰が5コスト。
ミッドレンジロイヤル
その他活躍したデッキ
ランプドラゴン | アグロネクロ | コントロールヴァンパイア |
陽光サタン |
主なできごと
時期 | できごと |
---|---|
16/6/17 | ・サービス開始 |
8/15 | ・収穫祭のナーフ ・後攻1ターン目が2ドローに ・2Pickの実装 ・Masterランクの解放 |
9/8 | ・手札の上限枚数が9枚に |
サービス開始 (16/6/17〜)
ミッドレンジロイヤルから環境がスタート
サービス開始から約1週間、多くのユーザーが最初に引き当てたレジェンドなどでシャドウバースへの理解度を深める中、一番最初に環境に名乗りを上げたのはミッドレンジロイヤルだった。
当時のキーカードであった海底都市王・乙姫は、全体除去の少なかったサービス開始当初のカードプールに対する答えと呼んで過言でないパワーを発揮した。中でもセージコマンダーとのコンボは「乙姫セージ」と呼ばれ、環境を動かすきっかけとなった。
アグロネクロの台頭
各クラスが乙姫セージへの対抗手段を模索する中、6ターン目のフィニッシュを狙うというアプローチで台頭してきたのがアグロネクロ。破格の攻撃性能を有していた反面、守護や回復などによる対策が容易であり、最上位に躍り出ることはなかった。
コントロールデッキが増加
前述した乙姫への対策として全体除去を、アグロネクロへの対策として守護や回復を搭載した、コントロールヴァンパイアや陽光サタン、ランプドラゴンなどのコントロールデッキが頭角を現した。
冥府エルフの登場
環境が進み、いよいよCLC(スタンダード)期を代表するデッキ、冥府エルフが登場する。冥府への道を破壊されたとしても、リノセウスでのフィニッシュを狙える対応範囲の広さもあり、この頃からDRK期まで一線級に位置し続けることとなった。
初のナーフ (8/15〜)
後攻1ターン目2枚ドロー
先攻勝率が60%を上回っていたことから、後攻の勝率補正を目的に、後攻1ターン目のドローが1枚ではなく2枚になるルールが適用された。
収穫祭のナーフ
カード | 変更点 |
---|---|
収穫祭 | 【修正前】 2コスト 【修正後】 4コスト |
ルール変更とともに、初めてのナーフ(下方修正)も行われた。調整の対象となったのは、当時の環境トップ、冥府エルフの収穫祭であったが、勝率を問題視したものではなく、ルール変更によるさらなる立ち位置向上を危惧したものだった。
2Pickの実装
上記の変更とともに、2Pickの実装やリーダースキン・カードスリーブの登場、Masterランクの解放など、様々な新要素が追加された。
手札上限が9枚に (9/8〜)
冥府エルフがさらに強化
後攻1ターン目のドローが2枚になり、後攻側の手札が溢れてしまうケースが多発していたため、手札の上限枚数が9枚に変更された。
当時立ち位置の低かった超越ウィッチなどの救済に繋がった一方で、冥府エルフのフェアリーサークルやフェアリーウィスパラーのプレイを楽にすることになり、結果的には冥府エルフの強化が目立つルール変更となった。
STD環境まとめ
ダークネス・エボルヴ(DRK)期
環境上位のデッキ
テンポエルフ
エイラセラフビショップ
その他活躍したデッキ
冥府エルフ | 御旗ロイヤル | 超越ウィッチ |
フェイスドラゴン | アグロヴァンパイア | 疾走ビショップ |
主なできごと
時期 | できごと |
---|---|
16/9/30 | ・ダークネス・エボルヴの登場 ・根源への回帰のナーフ |
10/22〜 | ・RAGE Vol.3 Shadowverseの開催 |
DRKの登場 (16/9/30〜)
根源への回帰のナーフ
カード | 変更点 |
---|---|
根源への回帰 | 【修正前】 5コスト 【修正後】 7コスト |
CLC(STD)期の覇者であった冥府エルフの調整が再び行われた。プレイングが難しく、AAランク以下の勝率に問題はなかったものの、Masterランクでは圧倒的な勝率を誇っていたからである。
運営事務局は根源への回帰の修正理由の中で、根源への回帰によってドローが燃える現象を過剰なストレスと表現。一種の流行語となった。
収穫祭、根源への回帰の2枚のナーフを受けた冥府エルフだったが、DRKで翅の輝きを獲得し、環境終期まで第一線から外れることはなかった。
超越ウィッチが頭角を現す
古き魔術師・レヴィや氷像の召喚の追加により、超越ウィッチが遂に環境上位に食い込んだ。冥府エルフや超越ウィッチ、後述のセラフビショップなど、歴代の環境の中でも、いわゆる特殊勝利系のデッキの活躍が目立つ環境であった。
テンポエルフと疾走ビショップが環境を支配
環境が進むにつれ、強力な新カードを獲得したテンポエルフや疾走ビショップが環境を支配して行く。
あまりにもフェアリーによる横並べが目立ったことから、様々なデッキでエンジェルバレッジの採用を見かけるようになるなど、この2つのデッキが環境に与える影響は大きなものだった。
エイラセラフの研究が進む
疾走ビショップの活躍の裏で研究が進んでいたエイラセラフビショップが、初めて行われたRAGEでその力を見せ付けた。そのパワーと対応力は、ファイナリストの半数が使用するほどであり、ランクマッチでも爆発的な人気を見せることとなった。
安定感のミッドレンジロイヤル
環境終期になり、エボルヴのカードを全く採用していないミッドレンジロイヤルが流行する。お手本のようなマナカーブをしており、一部のプレイヤー間では公務員ロイヤルと称されるほど安定感が高く、好んで使用するプレイヤーが多く見られた。
バハムート降臨(ROB)期
環境上位のデッキ
OTKエルフ
ドロシーウィッチ
その他活躍したデッキ
白狼白銀エルフ | アルベールロイヤル | ランプドラゴン |
ネフティスネクロ | アグロヴァンパイア | セラフビショップ |
主なできごと
時期 | できごと |
---|---|
16/12/29 | ・バハムート降臨の登場 |
17/2/4〜 | ・ファミ通カップの開催 |
2/27 | ・ミニゴブリンメイジなどのナーフ |
ROBの登場 (16/12/29〜)
エンハンスの追加
バハムート降臨の実装と同時に、新キーワード能力「エンハンス」が追加された。1枚のカードに2つ以上の役割を持たせられるようになり、戦いの幅がより広がるようになった。
またこの弾から、各クラスに強力な除去が配られるようになったのも印象的。群れなす飢餓やエンシェントレオスピリット、冥守の戦士・カムラなどの登場により、アグロデッキが息をしづらくなった。
バハムートの登場
バハムートの登場により、DRK環境では高い人気を誇っていた冥府エルフやエイラビショップは大きく数を減らすこととなった。まさにバハムート降臨の名に恥じぬ影響を与えたカードだと言える。
OTKエルフの誕生
バハムート降臨の実装直後、ミニゴブリンメイジ、歴戦の傭兵・フィーナを活用した新アーキタイプ、OTKエルフが確立される。
当時のミニゴブリンメイジは、サーチ対象が2コストフォロワーに限定されており、ゴブリンやベビーエルフ・メイを無理なく採用できたため、1ターン目からアグレッシヴに仕掛けることが可能だった。
ドロシーウィッチが暴れ回る
次元の魔女・ドロシーを軸に据えた新デッキ、ドロシーウィッチもOTKエルフと同じかそれ以上の活躍を見せる。ドロシーを4ターン目にプレイし、一気に盤面を広げる動きは知恵クレイグクラークドロシーと呼ばれ、一種の合言葉のようになっていた。
2枚のナーフ(17/2/27〜)
環境トップの座は揺るがず
カード | 変更点 |
---|---|
ミニゴブリンメイジ | 【修正前】 コスト2のフォロワーをランダムに1枚、自分のデッキから手札に加える 【修正後】 コスト2以下のフォロワーをランダムに1枚、自分のデッキから手札に加える |
ルーンの貫き | 【修正前】 自分のフォロワーが進化したとき、このカードのコストを1にする 【修正後】 自分のフォロワーが進化したとき、このカードのコストを2にする |
ファミ通カップ予選にて、OTKエルフとドロシーウィッチの活躍が目立ったことから、ミニゴブリンメイジとルーンの貫きの2枚がナーフされた。
どちらも控えめな調整だったこともあり、2デッキが環境トップの座から陥落することはなかったが、勢いが落ちたことは確かであり、結果的には様々なデッキが群雄割拠することとなった。
白狼白銀エルフの隆盛
OTKエルフの弱体化を受け、白狼白銀エルフが一気に立ち位置を上げた。ファミ通カップの決勝大会では、OTKエルフを上回る使用率を記録したほどだった(OTKエルフ2名・白狼エルフ4名)。
アルベールロイヤルの流行
環境終期になって登場したのが、指揮官をレヴィオンセイバー・アルベールのみに絞った、通称アルベールロイヤル。疾走フォロワーを連打できる攻撃性能と安定感を高水準で両立したデッキであり、MPランキング上位者の使用率がかなり高かった。
神々の騒嵐(TOG)期
環境上位のデッキ
ランプドラゴン
※当時は風読みの少年・ゼルが2コスト。
ミッドレンジネクロ
※当時はシャドウリーパーが2コスト、骨の貴公子が3コスト。
その他活躍したデッキ
超越ウィッチ | OTKドラゴン | 手帳ネクロ |
復讐ヴァンパイア | イージスビショップ |
主なできごと
時期 | できごと |
---|---|
17/3/30 | ・神々の騒乱の登場 |
5/6〜 | ・RAGE Vol.4の開催 |
5/23 | ・風読みの少年・ゼルなどのナーフ |
TOGの登場 (17/3/30〜)
二強状態が続く
神々の騒乱環境では、環境当初から約2ヶ月の間、ランプドラゴンとミッドレンジネクロの二強状態が続いた。5/6から行われたRAGE Vol.4予選大会では、ファイナリスト8名の内6名がドラゴン+ネクロの組み合わせを使用していたほどで、他のリーダーは一線級での活躍が難しい状況になっていた。
圧倒的な力を持つランプドラゴン
神々の騒乱で水竜神の巫女や風読みの少年・ゼル、ウロボロスなどを手に入れたランプドラゴンが大暴れ。中でも凶悪だったのがサハクィエル+バハムート+ゼルの13点コンボで、安定感こそいまひとつだったものの、圧倒的な破壊力を持っていた。
悪夢のボンキマリーパーリーパー
しばらくの間不遇だったミッドレンジネクロも、神々の騒乱の追加で息を吹き返すことになる。
代表的なカードと言えばやはり魔将軍・ヘクターになるだろうが、当時は2コストのシャドウリーパーや3コストの骨の貴公子から繰り出される序盤の超強力な動きに為す術のないデッキが多く、環境から多くのデッキを消し去る要因となった。
対抗勢力、イージスビショップ
上位2デッキに対抗しようと、一定数存在していたのがイージスビショップ。実装前から高い評価を受けていたヘヴンリーイージスを軸としたコントロールデッキで、神魔裁判所が持つラストワードによってバハムートを牽制できるのがポイントだった。
3枚のナーフ (5/23〜)
ドラゴンの勢いが弱まる
カード | 変更点 |
---|---|
風読みの少年・ゼル | 【修正前】 2コスト2/2 【修正後】 4コスト3/4 |
ライトニングブラスト | 【修正前】 相手のフォロワー1体か相手のアミュレット1つを消滅させる。 エンハンス 10; 相手のフォロワーすべてと、アミュレットすべてを消滅させる 【修正後】 エンハンス効果を削除 |
骨の貴公子 | 【修正前】 3コスト 【修正後】 4コスト |
合計3枚の下方修正により、環境は幾分か落ち着きを見せる。RAGE Vol.4 グランドファイナルでは、ドラゴンとネクロマンサーの使用率こそ共に100%だったものの、デッキタイプはバラけており、各プレイヤーの個性が垣間見える結果となった。
手帳ネクロの登場
骨の貴公子のナーフ後に流行した代表的なデッキが手帳ネクロ。3コストのネクロマンサーフォロワーを闇の従者に、4コストを地獄の解放者に絞ることで、死神の手帳のバリューを大きく引き上げたものであり、デッキ構築の可能性を感じさせてくれた。
一番強かったデッキはどれ?
一番強かったと思うデッキを選ぼう!
最終投票を実施!
CLC〜TOG、WLD〜DBN、BOS〜STRの各期間で最強デッキアンケートを行い、各期間のアンケート上位3デッキを集めた最終決戦投票を実施予定!サービス期間中に一番強かったデッキをみんなで選んで、シャドウバースの3周年をお祝いしよう!
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