シャドウバースの回答詳細

フレデスがなぜ抜かれたかというと、マジックオウル・精神統一・ゴーレムアサルト、そしてマーリンが抜けたこと大きな関係があります。

スタンダード期のマーリン超越と現在の(台湾)超越がどう違うのか、以下説明します。


超越ウィッチというデッキでは、結局のところスペルブーストをしないフォロワーカードは邪魔でしかないのです。しかし相手のライフを削る必要がある以上、何らかの打点となるフォロワーが必要でした。スタンダード期は、その役割をフレデスが担っていました。そしてフレデスを引っ張ってくるためにマーリンを積んでいました。

しかし、進化を吐くことによって2マナで2スペルブーストする4点除去のフォロワーが出てきたことによって進化マーリンの動きは弱くなります。また、精神統一というドロソが増えたことによりマーリンで打点となるカードを引いてくる必要性が少なくなりました。

マーリンでテンポロスしながらリーサルカードを引いてくるよりも、精神統一でスペブしながらデッキからドローする方が強い動きとなったのです。

マーリンフレデス構築はある程度安定してリーサルパーツを4tに手に入れることができますが、それでは遅い、ということが昨今の超越の認識だと思います。もちろん事故を起こして超越が手に入るのが6tとかそういう事故があるのですが、期待値にはマーリン構築よりも速く超越を起動できる、というのがあったと思います(7超とかいうやばい時代が先月まであった)。

あと、ゴーレムアサルトの採用もあります。実験開始と一緒にエンハンスで打つことにより、9点火力が見込める。(6マナのテンポロスというデメリットはあるが)、1マナのスペルはスペブの上で非常に有用であり、しかも9点分も打点が出るならフレデスいらなくね、となりました。

昨今の超越はウィッチは、リーサルコンボパーツを揃えるというより、スペブを潤滑にしてデッキを回すこと主観が置かれています。だいたい7tでデッキの半分以上は掘ってますし、リーサル時の打点にしか使えないフレデスを入れるより、複数除去が見込め対アグロ・対ミッドレンジに強いキマイラや1マナ3/3守護となるアサルトの方が優先度が高いということでしょう。フレデス一枚引くより、キマイラ二枚を引ける(そしてスペブでコストを低くできる)方が強い、というコンセプトだと思います。

基本、超越はコントロール相手には滅法強いので、相性的に厳しいアグロやミッド相手にバリューが高いカードを中心に組み込んだ方が、(打点が多少低くなっても)勝率が上がるということでしょうか。

もちろんギカキマという並べるフォロワーいらずのリーサルプランができたこともフレデスが抜けていった原因です。

基本的にエンハアサルトや他の打点となるカードを雑に切らないことを意識していけば、決定力が低い、ということはないかと思います。フレデスピン刺し構築も結構見るので、不安だったらお守りとして一枚は刺してもいい気はしますが。

長々と失礼しました。