絶傑のストーリーについて

長文失礼。

マーウィンのフレテキ的に、安息の試練は「眠りの中で自分の弱さと向き合え。出来ないのなら都合の良い夢に引き篭もってろ。」って感じみたいなので、「自分の弱さは知っている。自分だけが(夢の中で)救われるなんて許されない。」というウィルバートは、むしろ正面突破してる気が。

クオンは自分もいまいち分かってないけど、「普段なら加減して(=嘘)遊んだけど、真実(=本気)を見せろなんて言うからあっさり終わってしまった」とか、あとはアルコロの方では「一般陰陽師の知識なんでムダ。クダラネー」と言ってるので、「凡人はどうせ真実にはたどり着けないから、それっぽい嘘で満足する方がマシ」とかで「嘘は情け」と言ってるのかなと思う。
一言で言えば、「触れられない・触れるべきでない真実もある」という感じ？

カゲミツは、「平和過ぎて戦う事すらできずに飢えていた元の世界に比べれば、「絶傑」という明確な敵が居る時点で温すぎる」という感じかと。
特にオクトリスは「飢えさせれば、より多くを求めて成長する」という主張なので、闘志を奪われるどころか手に入れることすら出来ない平和な世界で飢えたカゲミツは、既に簒奪の試練以上の飢えを乗り越えて成長してるとも捉えられそう。

ユヅキは、「交じり合う喜びから抜け出せるか？」というヴァーナレクに対して、「一夜の享楽だからこそ面白い。ずっと続けるなんてそれこそ無粋。」と切って捨てた感じだと思う。

あと念のためアマツに補足で、「命は耐えて続くだけでいい」というエズディアに対して、「命と引き換えにしてでも、他者を助けることもまた大切である」と示すための「命は巡る」だと思う。
何気に、元のアマツが"フェアリー"ブレイダーで、フェアリーの進化後フレテキに「仲間や棲家のためなら喜んで命を投げ打つ」とあるのも伏線ぽくて好き。

ウィルバ君だけひたすらシリアス路線なの、私は良いと思います

クオンは嘘の合理性も認識してるってだけじゃない？　まあ情けって言い方は優しいように聞こえるけど、嘘はダメだよって真実の試練に対して「嘘の合理性もまた真実」って感じで試練を乗り越えたんだと思う

ユヅキはまあ、××××でヴァーナレクに勝ち、もう決着がついたんだけど「もっともっと」って言ってるのに対して「覚めなくちゃ（もう試練は終わったよ）」って帰らせたって話かと。その文言は試練の勝ち方というより試練後だと思う

ヴァーナレクの能力は肉欲愛欲の中で自我を崩壊させるものであり、通常ならば一度溺れてしまえば決して抜け出せないものではあるものの、昔から水商売に関わり、その中でも矜持を忘れず仁義を貫いてきたユヅキにとって手を切るのは難しいことではなかった。だからヴァーナレクの能力から抜け出すことができたのだと思われます。

まあ要するに…経験の差ですね

賢者タイムみたいなもんやろ()