シャドウバースの回答詳細

有り体に言うと、まあ恐らくその条件に見合うデッキは存在しません。
ライトニングブラストが問題視されているのは「ドラゴンであれば7ターン目付近から、バハムートと合わせてアミュレット戦略を全否定する動きがある程度安定してしまう」と言う「処理可能カードの枚数の多さ」にも起因します。
つまりはバハムートも同類の問題を持っているわけですが、例えばローラン。
アレは、ヘクターネクロ相手には微妙ですが、ランプドラゴンには本来有効な抑止になるはずのカードでした。
ファッティでゴリ押そうとしても、デュランダルの効果で打点が出し切れず、そのまま押し返される。ドラゴンにそういうシチュを用意することが可能なカード……の、ハズだったんです。
が、バハムートとライトニングブラストの二枚看板が存在することで、今現在ローランを採用したデッキはほぼ見ません。
「ネクロには刺さり切らず、ドラゴンには雑に1枚で処理されて効果がない」と言うカードになってしまっているからです。
この2枚がそのままあり続ける限り、今後アミュレットは常に「ドラゴン相手には雑に消されて終わり」と言う問題を抱え続けることになります。
ライトニングブラストの問題点は「消滅と言う対策となり得るカードがほとんど存在しない手段での、アミュレットまで含んだAoE」という点で、今後アミュレットにイージスのような耐性をつけるカード、もしくはもともと持っているカードでもない限りはドラゴン相手にアミュレット戦略は使い物になりません。更に言えば、ラストワード戦略も使い物にならなくなりかねないでしょう。
「PP加速により7ターン目付近から連射可能なアミュレットを含んだAoEが2種類ある」と言うのが問題なのだと思います。
また、少なくともドラゴンは「ヘクターネクロ以外の横並びを否定」しているところはあります。AoE自体が多すぎるんです。
サラブレ、バハムート、ライブラ、グリームニル……内2枚はニュートラルですが、PP加速と言う性質上「10PPで真価を発揮する」この2枚を誰よりもうまく使えるのはドラゴンです。
これらのAoEの連打により横並べからバフと言う戦術をも否定しました。乙姫の凋落の原因の一つであると思われます。
これにより、ヘクターネクロのような「ラストワードがあるためAoEに耐性がある」横並べ以外は死滅してるんですよ。
ライトニングブラスト1枚に収まる問題ではなく、ドラゴンと言うクラスの持つ性質に噛み合ったカード群が強すぎて、多くの戦略が「ドラゴンが環境にいる限り、考慮する価値すら危うい」レベルに貶められています。
その中でも特に派手で、1枚の持つ影響力の大きいライトニングブラストがやり玉に挙がることが多いのだと思います。