2コスト2/2のフォロワーについて

なるほど。根本的ですが難しい質問ですね。

2/2というフォロワーの何が強いか。それは、1/2のフォロワーに対して一方的に勝って盤面に残り、2/2,3/2のフォロワーに対して相討ちを取ることができることであり、1/2のフォロワーよりも相手の体力を1点多く削ることができることです。

2/2がいかに有利かという例を一つ示します。
ネクロ対ネクロのミラーを想像してください。あなたが先攻です。
あなたは2/2のスパルトイサージェントをキープして、1ターン目をパスしました。相手は1/2のスカルビーストを出しました。
2ターン目、あなたはスパルトイサージェントを出します。

これで3ターン目、スパルトイサージェントで相手のスカルビーストを倒せれば、その時点で手札枚数の面で有利になりますよね？

ところが、相手は2ターン目で消えぬ怨恨を使い、あなたのスパルトイサージェントを倒してしまいます。これであなたの有利は何もなくなってしまいました…果たしてそうでしょうか？

この時、相手は消えぬ怨恨の他に、スパルトイサージェントを手札に持っていたと考えてください。
もしあなたが先攻2ターン目に場に出したのが2/2のスパルトイサージェントではなく、1/2のスカルウィドウだったらどうでしょうか？相手は消えぬ怨恨を使うのではなく、スパルトイサージェントを場に出していたでしょう。
そして、もしあなたが次のターンで対処できなければ、あなたの1/2のスカルウィドウは相手の2/2のスパルトイサージェントに一方的に倒されてしまいます。

つまり、2/2のフォロワーを先に出すことによって、相手は本来出したかった2/2のフォロワーを場に出せなくなり、除去スペルを使わざるを得なくなっていたのです。
もしここで消えぬ怨恨を使わせなかったとしたら、3ターン目であなたの出したラビットネクロマンサーに使われるかもしれません。もしかすると、もっと後で4/4のリッチに使われて大きな有利をとられてしまうかもしれません。

もちろん、毎回このような状況が発生しているわけではありません。しかし、何回も2ターン目に2/2を出し続けることによって必ず発生します。
こうした選択の違いがどれほどの有利になっているかということはこれだけの例ではいまいちピンとこないと思いますが、こうした細かい有利の積み重ねが最終的なプレイ全体の勝率を左右するのです。

今は1コスト2/1というフォロワーがいないので、2コスト2/2なら1コストに討ち取られることがない。また3コスト3/2を潰せる。

よって序盤の盤面を安定させ易い。

私の場合はこの2点が2コスト2/2を優先して採用する大きな理由です。

スカルウィドウはデッキ圧縮、ファイアーリザードは体力1点の除去なので2コスト2/2とは役割が違いますね。

　まず前提としてほかの方も言及されていますが、
①2/2/1は１コストフォロワーとの戦闘や環境に多い１ダメージ効果で倒れる
②2/1/2では2/2/2に一方的に討ち取られる
③単体除去とは必ず1:1で交換される
　という点が2/2/2を評価する理由です。特に②は二重に2/2/2の評価を高めていますね。

　これとは別に、個別にそれらのカードの強さを説明したいと思います（全部やるとクッソ長くなるのでGokipoさんが気にされている「序盤で有効な」効果を持つものに絞ります）。
エントリーNo.1　《不屈の兵士》
　おそらく先行２ターン目ロイヤルのベストムーブ。次のターン《フェンサー》を出すと４点入り、2/2に殴られても倒れなくなる。フェンサーとのシナジーありきではあるものの、決まると相手は相当つらい。
エントリーNo.2　《歴戦のランサー》
　おそらく後攻２ターン目ロイヤルのベストムーブ（対句にしたかっただけなのでたぶんそうでもないっす）。《ヴァンガード》や《クイックブレーダー》を2/2/2から守ってくれ、相手に有利な交換をさせないよう迫る。守護はリーダーだけでなくほかのフォロワーも護るということがわかるカード。
エントリーNo.3　《スパルトイサージェント》
　死ななくても墓場が増えるのが強い！《スカルビースト》もそうだが、ひとりで２枚分墓場をふやすカードはネクロマンサーにおいて非常に重要。１ターンに１枚ずつカードをプレイする場合、６ターン目に《死の祝福》のネクロマンスを発動させるにはこいつらを使う必要があるからだ。またもっと速いデッキであれば、《スケルトンファイター》のネクロマンスをこいつを出すだけで発動できるのが嬉しい。
エントリーNo.4《マイニュ》
　森荒らしの報い、消えぬ怨恨、ブレイジングブレス（、ウインドブラスト、疾風怒濤）といった、返しで打たれまくる２点火力たちの対象にならないため、２ターン目に出せばほぼ生き延びる。生き延びるということは殴れるということなので、相手が速ければフォロワーを殴りにいけ、遅ければリーダーを殴れる。攻守両方で活躍する、汎用性の高さが強み。
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　最後に、ここまで別にたいしたことは言っていませんが、2/2/2は「強い」わけではなくて、「みんな入れていて、みんな入れるべき」といったことを主張しておきたいと思います。
　みんなカードプールは把握していて、みんな必要なカードはそろった上でデッキを組んでいる。そうすれば勝てるというわけではなくて、その上で工夫して周りとの差別化を図り、勝ちを目指しているわけです。2/2/2を抜いて別のカードを入れることでデッキを差別化するのは、「カードプールを勉強する代わりにランクにもぐる」みたいな差別化の仕方だと思います。だめとは言わないまでも、王道から外れている感じがする、そんな雰囲気を感じるのですが、これで伝わったらいいなあ…。2/2/2は将棋で言う「歩」みたいなもので、強くはないけど勝つ上でとっても重要、ないとキツい！ってのが伝わると幸いです。

　まず、2/2は簡単に除去されてしまう事ですが、
私にとっては2/2に除去を打ってくれるのは嬉しいですね。
怨恨にせよ、漆黒にしても、主力つぶされたほうが困ります。
デコイ（囮）になってちょうどいいと思っています。
　カード枚数でも１：１交換なので損はしていません。

　次に、2/2と比較するのは2/1か1/2になると思いますが、
2/1が2/2に比べて採用されにくい理由は、
１ダメージの除去が結構多いからだと思います。
　よく見るのはベビーエルフ・メイ、ファイアリザード、
エンジェルバレッジ、腐の嵐、ネクロエレメンタラーなど。
　後、1/1と相打ちで死ぬので、守る側は対処が楽です。
何かのついでみたいにつぶされて損するケースが多いです。

　ロイヤルで体力１のフォロワーの採用が控えめなのも、
全体除去対策でしょう。
一発で全体２ダメージ以上出すスペルはほとんど無いため、
体力２が並ぶと、フォロワーの除去がかなり面倒になります。

　1/2についてですが、2/2と戦ったら一方的に殴り倒されるから
採用率が落ちるのだと思います。
　スカルウィドウは確かに優秀なんですが、
2/2に一方的に殴り倒された後の盤面のケアを考えると、
最初から2/2を出したほうが、盤面も維持できて良いと思います。
　手札のアドバンテージも重要ですが、
盤面と手札、両方で優位を保ってこそだと思います。

　加えて今の環境だと、序盤のフォロワーの殴り合いに負けると、
特にアグロ相手はそのまま負けてしまうことが多いです。
　で、その殴り合いは２ターン目から本格的に始まると思います。
よって、２コストで最高のステータスを持つ2/2が高い評価に
なるのだと思います。

　私は以上の理由から、2/2がよく使われるのだと思います。
参考になれば幸いです。