シャドウバースの回答詳細

そもそも冥府やエイラのような「コストに対して強力すぎたアミュレット」に対抗するために生まれたのがバハムートですしね。あの頃のアミュレットはテンポよく処理する手段が皆無の完全な聖域でした。あまりにもアミュレットに触りにくいとどんなゲームになるのかは嫌というほど体験したので、テンポロスなくアミュレットを吹き飛ばせるバハムートは当時もっとも追加すべきカードの1枚だったと思っています。

ただ、アミュレットを聖域にしすぎるのはよくないことを差し引いても、ドラゴンのPPブーストや全体除去が充実した昨今、バハムートはちょっとオーバーパワー感が漂います。13/13はどう考えてもやりすぎでした。10/10でも余裕で強い。おそらく全カード中最強スタッツのサタンズサーヴァントに合わせたんでしょうが、だったらサーヴァントもろとも10/10にしてくれて私は一向に構わんかったです。リーダーの体力が20しかないゲームなので、全体的にもうちょっと攻撃力を自重してほしい・・・。

一方のライブラはアミュレット対策というよりカムラ対策で追加されたカードでしょうね。ROB期のランプドラゴン対ネフティスネクロのマッチアップは正直コントロール対超越以上に悲惨でしたし。このゲームにおける最悪の相性のひとつだったので、それを改善するためのカードだったのではないかと。
ライブラが追加された現在でもドラゴンはネフネクに対して若干不利です。しかし以前と比べればよっぽどまともに戦えるようにはなったため、この点に関して言えば開発の狙い通りになっていると思います。（ちなみにライブラがアミュレットを巻き込むのは、巻き込まなければセラフに対処できないため、結局オーディンが優先されてネフネクとの相性が改善しないからだと思われます。ネフネクへの耐性をつけながらセラフへの対処手段をキープしたままのドラゴンに対し、ビショにはライブラさえ効かないイージスが追加されました。このへんの開発の意図は非常にわかりやすいですね。）

ようするにバハもライブラもひとつ前の環境から逆算すれば必要なカードであり、追加した理由も十分理解できます・・・が、大前提として冥府、エイラ、カムラがそもそもおかしかった。おかしいカードを潰すためにさらにおかしなカードを追加すれば、それはもう加速度的なインフレにしかならないわけで。
現環境で中コスト以上のアミュレット（ついでにローラン）が息をしていないのは直接的にはバハ、ライブラのせいですが、もとを辿れば冥府やエイラやカムラのせいです。狂った旧カードをさらに狂った新カードで叩き潰すのではなく、あのとき素直に元凶を微調整しておけばと思わずにはいられません。そうすれば必然的に対抗手段も弱くなり、重めのアミュレットにももう少し人権があったでしょう。

・・・まあすべては過ぎたからこそ言えることですが。
今後開発がどんな方向に舵を切るのか、ユーザーは見守るしかないですね(´・ω・｀)