シャドウバースについて質問してみよう。
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シャドウバースの回答詳細
キティちゃんだよ
あれは私が大学の3回生をしていた時分であった。
3回生ともなると卒業単位を概ね満たし、ゼミが決まるまで遊んで過ごすのが普通であるが、私の場合は違った
不真面目な性格が祟り、単位が足りなかったのだ。桜も気ままにたゆたう季節だというのに、私は陽が落ちてから帰途に着く生活をしなければならなかった
ある夜半、いつもより遅い電車に乗り込んだ私の目に、醜い男の姿が映った。その男は、寝惚けたハゼに影を落としたような陰鬱な顔で、携帯電話を操作していた。断続的にせかせかと動く右手は、どこか苛立っているようにも見えた
その男のあまりにも不自然な様子が気になった私は、男の乗る電車を狙って帰宅するようになった。どうやら、男はいつも決まった時間に、決まった座席に着くようだが、それ以上のことはわからなかった
ある日、ついに辛抱しきれなくなり、男に声をかけた。
「すみません。その携帯電話で、何をなされているのですか。いつも熱中されているようなので、気になって仕方がないのです。」
男は答えた
俺も