シャドウバースについて質問してみよう。
※荒らし対策のため、初回訪問から24時間は質問できません。
シャドウバースの回答詳細
彼女は言った。
「ワタシのモノにシテあげる....」
自分の血を溶かしたという葡萄酒を妖艶に飲む様はまるで天が遣わした使徒のようだが、なんと彼女は悪魔なのだという。
まあ彼女の足元をのたうちまわっている獣のような魔物を見ればそれは納得できる。明らかに天使のすることではない。
ふと自分の手元を見てみる。左手にいつの間にか手枷が付いている。悲しきかな、彼女にとって今の俺とはそこの魔物となんら変わりないらしい。
手枷の先を見てみると、それは彼女の右手に繋がっていた。俺がつけているのと同じ手枷を彼女もつけていて、それに繋がっているのだ。これでは逃げられない。どうにかして壊すしかないだろうか。
「イってオクけれど、そのテカセはゼッタイにハズせないわ。ワタシジシンにだってコワせないようなザイシツでデキているし、ワタシがモっているたったヒトつのカギでしかハズせない。」
俺の心を見透かしているような彼女の声でたった一つの希望が断たれた。
「アナタはゼッタイにニゲダせない。....ワタシのモノになるしかないのよ」
今すぐに恐怖で泣き出しそうな自分の感情を抑える。ただの人間である自分が悪魔、ましてや目の前にいるドミネーター(支配者)に囚われた時にどういう扱いを受けるかなんて....
自分の体が震えている。顔が青ざめているのがわかる。
「ネェ。どうしてそんなカオしてるの?アタシのモノになれたんだから、シアワセでしょう?ほらもっとワラって?アタシをタノしませて?」
「....という感じで人間を捕らえたはいいんだけど、後に肝心の手枷の鍵を紛失したことに気づいてね。あの人も意外と抜けてるところがあるのねー。」
「それで歩くのも寝るのも何もかも一緒に過ごすことになって、そのうち愛情が芽生えたと.....どんなラブコメなのよ....」
周りでひそひそ話が行われているのがわかる。
それもそのはずだ。人間と悪魔が結婚式をすることになるなんてこと、前代未聞である。正直なところ自分でも実感が湧かない。
「指輪の交換は...必要なさそうですね。」
俺と彼女の手を交互に見ながら神父は言う。それもそうだ。指輪なんかよりも彼女と確かに繋がっている印がここにある。
「ふむ。それでは、誓いの---」
「マって」
突然の彼女の制止の声で神父の言葉が遮られる。どうかしたのだろうか?
「シンプサマ、そのマエにカレにワタしたいモノがあるの。イイかしら?」
「えっ...ああ、ええ。構いませんよ。」
渡したいもの....?なんだろうか。まったく想像がつかない。
彼女はどこからかとても小さな、まるで指輪のケースのような箱を取り出し、俺に渡す。
「アケテ。」
俺は彼女がそう言うと同時に箱を開けた。その中身は....
「ソレ、ナクしていてずっとサガしていた、このテカセのカギよ。」
俺は驚きで目を見開いた。
手枷の鍵。
最早存在すら忘れていたが、ずっと俺と彼女が探し求めていたものが目の前にある。
彼女は箱からその鍵を取り出し、手枷を外そうと---
「ナンテネ。....あーん」
しかし、あろうことか彼女はその鍵を自らの口に含み、そして、
ゴクリ。
飲み込んでしまった。
なぜ、どうしてと、彼女のとった理解不能な行動に頭の中が真っ白になっている。
俺だけではない。結婚式の参列客も皆、唖然としている。
「ナンで、ドウシテ、ってカオをしてるけど、ワタシはサイショからアナタにイってるわよ?」
彼女は近くのテーブルにあったグラスを手に取り、一口飲む。
葡萄酒だ。
そして一言、支配者は言う。
「『ワタシのモノにしてあげる』ってね」
「このフォロワーと会話してみたいな」とか皆さんは思ったことありませんか?
そこでちょっとワンシーンを作ってみてください。
1番文才感じた物にいいねしていきましょう。
〜ルール〜
・そのフォロワーの実際のボイスを1節は入れる。
・主人公(自分)は喋らなくても良い。
自分は文才が無いので例を作れませんでした。皆さんの作品を心からお待ちしております。
自分で書いてて死にたくなってくるような文章なのでもし不快に感じられたらごめんなさい( ;∀;)
痺れちゃ^〜う!ドミ姐最高かよ…